正ちゃんがこんなに美味だとは知らなかったのです!
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休止したまんまだけど
2008-04-16 Wed 14:09
何やら特化縛りがえぐくなった、と言う記事が多くあがっておりますが…。
休止前で陰陽道にひたすら拘ってやっていた者として。
私自身は基本○○さんのクエやるお、
って言う時に陰陽道、○○←特化ね 
で残りの構成で大体のアタリをつけて知人を当たるようにしていますた。
例えば陰陽道、軍学、鎧、神通、古神、召喚、暗殺とかそれは知人の揃い具合で。
モチロンノリで決まる事もあるけれど、
むしろ勝算五分以上は見込めるようにはしてました。
装備云々、というよりもセンシング能力とかあとは連携、
柔軟な思考が大事だと思ってました。
ノリで無言拉致とかもやってたので知人からすると良い迷惑だったのかも知れませんが…。
自分で勧誘していた時に気を付けていたのは場の空気、かな?
あと頭はいつも多重思考していたような気がします。色々な意味で。
作業にならないよう、また徒党を飽きさせないように気を付けてますた。
ただ構成で考えてたのは何特化ありき、ではなく
何と何の組み合わせは相性が良い、とか
召喚は回復枠なのかアタッカ枠なのか、等、
そういう事考えたらむしろ要らない特化なんて無いな、と。
ただあくまでベクトルはそれぞれ違う。
やりたい事に向く特化があれば向かない特化もある。
むしろやりたい事に不向きな事をやりたくて、
尚かつ党首する気も無くひたすら青待ちしているくらいなら、
向く特化に変えた方が良いんじゃないかな、と思います。
ただ特化変えにしても何にしても自分の修得や経験断片など、
手伝って貰った事とか考えたら私はどうかな、と思ってしまうだけでね。
ただネトゲはあくまで”人ありき”な訳で。
義理人情に欠いてまでやりたい事に進んだ先に何が見えるのか?ってだけです。ハイ。
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2-7
2008-04-15 Tue 08:03
 翌日、磬鸞は鍬を時折右手に持って自分の右手が生身であるようイメージを抱きながら耕せるように努力するようになった。はじめは僅かに反応するだけであったが次第に弱い力で動くようになってきた。それでも日常生活には足りるものではなかったが、重りをぶら下げているだけの事を思えば幾分ましとも言えた。だが、余程集中しない事にはその僅かな力も出せず、いつも動かせるとは限らなかった。
「良かったですね…。」
朱梛は静かにそれでいてまるで自分の事のように喜んでいた。その夜、朱梛は何か祝いのものを採りに行くと言い残し出かけていた。しかし幾ばくかの時が過ぎても朱梛は戻らなかった。辺りは暗闇に覆われ、星明かりが僅かに辺りを照らすだけだった。それでも磬鸞はただ走っていた。当ても無く走るという事は磬鸞にあの夜を無意識に思い起こさせた。一瞬身震いをするがそれでも意識を集中し、朱梛の存在を手繰ろうとする。気付けば桃花源の外れ近くの沼の辺りまで走っていた。星明かりも差さず、周囲は真っ暗だった。その瞬間、ほんの刹那の刻だけ朱梛の存在を感じる事ができた。その先には、四つの光るものがあった。その光るものは磬鸞が近づく事で狼と虎の頭だと解った。胴体は一つに二つの頭を持つその獣は沼のほとりで何かを探しているようだった。
「磬鸞さん、こっちへ来ては駄目です!この窮奇は私達に叶う相手ではありません!」
沼のほとりの傾斜の大木の側で朱梛は踞って叫んだ。窮奇と呼ばれるその化生は磬鸞の気配に気付き磬鸞に向かって毒気の息を吐き出した。鼻腔と喉に僅かな痺れを感じ磬鸞は息を止め朱梛向かって疾駆し朱梛を抱きかかえた。
「来ては駄目だと言ったのに…、磬鸞さん、これを。」
そう言って朱梛は袋に入った紫水晶と黒水晶を取り出し手渡す。
「黒水晶は僅かではありますが毒気を緩和します。これで少しは呼吸がましにはなるはずです。紫水晶は窮奇が嫌うものの一つなのですが…。」
確かに幾分か痺れるような香りが薄らいだような気がした。そして窮奇は数歩の距離から朱梛の方へ近づけずにいるらしく、じっと朱梛を逃がさぬように睨みながら低く唸り、激しい殺気を向けていた。
「これは、身動きできないな。」
そう磬鸞が呟く。朱梛の足首には酷い鬱血と少しの流血が見てとれた。これが今まで喰われる事もなく、帰還もままならなかった理由だと把握できた。
「仮に走って逃げたとして、庵まで追いかけてくる事はないのか?」
朱梛の足首に布切れを巻き付けながら尋ねた。
「それはないと思います…、窮奇をはじめとした陰気の化生は陽気の多い所は嫌うはずですから、この桃花源の外れから出ることが出来ればそれ以上は追いかけては来ないと思います。ただ…、今は夜の刻ですからなんとも…。」
朱梛は紅い頬をさらに紅く耳まで染め上げて言った。
「よし、しっかり俺におぶさってくれ。右手はそんなに支える事がまだ出来ないからな。」
額からの汗が少し頬を伝いながら磬鸞は今来た道をしっかり見据えながら呟く。毒気が少し身体を侵してきたのだろうか、頭の片隅に霞がかかったような感覚に襲われる。
「いくぞ!」
朱梛は磬鸞の首にしっかりと腕を絡め、目を閉じた。磬鸞は鍛えられた両足を一回り太く誇張させ激しく走りだした。そして速度が乗ると今度はしなやかに足を使い猛烈な速さで駆けていった。窮奇は久方振りにありつけたと思った獲物が自分の苦手とするモノを持っているために近づけず、そしてその獲物がまた逃げようとする事に激しい怒りを感じていた。窮奇は大柄な体躯からは信じられないような速さで追いかけてくる。
「磬鸞さん、来てます!」
「わかっている! この辺りに深い水場か岩山は無いのか?」
荒れた木々を素早くかわしながら磬鸞は聞いた。
「右手に進むと湖があるはずです!」
磬鸞は返事代わりに右手に進路を傾けひたすらに走り続ける。数分ほど進んだ所で湖が見えた。咄嗟に磬鸞は湖手前で飛躍し激しく地面に転がる。その後を追いかける窮奇は見失った獲物に目先を無くし、まっすぐ湖に飛び込んで行った。雨のような大きな飛沫をあげながら窮奇が沈む。
「今の間に逃げよう。」
朱梛は少し涙目で頷くと磬鸞にまたおぶさる。磬鸞は疲れを見せる事なくまた必死で駆けだした。

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2-6
2008-04-09 Wed 20:27
 憬惺の住む庵に戻った時、丁度憬惺が竹を薄く削ったものを束ねた書簡を眉間に皺を寄せて読んでいた。困ったような顔をしてはいるが、いささか微笑んでいるようにも見える。
「先生、出仕の要請ですか?」
慣れた手つきで茶を煎れながら朱梛は訪ねた。
「うむ、まーた猿の小僧が天界で悪さをしているのでなんとかして欲しいんだと。」
「あらあら、困ったものですね。きっと寂しいんですよ。」
朱梛はそう言うとくすりと笑った。
「そんなに和やかな話なんですか?」
磬鸞は朱梛に出された茶を飲みながら聞いた。
「うむ、岩から産まれただけに愛を知らず、情も知らぬ。故に暴れ寂しさを紛らわせているようにも思えるの…、しかし天界の神仙が手を焼くとは困ったもんじゃのう…。」
そう言うと憬惺はじっと磬鸞を見つめると、
「仕方がない。儂はしばらく行って仕置きして来るかの…、お主、どうしても儂に術を教わりたいと言う気持ちは変わらぬのか?」
「はい。人に仇なす化生を全て滅するのが私の願いですから――。」
磬鸞は真っ直ぐな瞳で憬惺の瞳を見つめた。
「恩讐の為では無いと言うのだな?」
「それは――、まだ解りません。」
憬惺は片眉を上げながら溜息を一つついて、
「仕方ないの…、では、儂が留守の間に二つの事をやってみせよ。一つは義手を動かせるようになること。もう一つは――、お主の生について証明して見せよ。」
憬惺はそう言うと白眉を撫でながら外に出ていった。磬鸞は後を追おうとしたが姿は何処にも見あたらなかった。自らの生について証明せよ、とはどういう事なのか。磬鸞は主無き庵にて立ち尽くしていた。

 桃花源は広くあったが、ほんの小さな菜園が憬惺らの手によって整えられていた。磬鸞はその菜園を慣れぬ手つきで耕し、いくつかの菜を採り日々の糧とする事にした。持ち帰った菜は何時の間にか朱梛が料理してくれていた。
「まだ、動きませんか――?」
汁を椀に注ぎながら朱梛は磬鸞に聞いた。
「動かないな。どうすれば動かせる事ができるのか…。」
左手で椀を受け取り独り言のように尋ねた。
「以前先生に聞いた事があるのですが、人間というのは幽世と現世の両方の存在だと言われています。現世の存在を投射したイメージを幽世の姿に持つのだそうですが、逆に幽世の存在が逆に現身に影響を与える事もあるそうです。例えば磬鸞さんが幽世の存在で右手が『存在』するものであると認識できれば動かせる事ができるかもしれませんね…。」
朱梛がそう磬鸞に言うと汁椀を置き考えていた。
「その逆もあるように幽体が傷つけばその箇所になんらかの問題が出るらしいですし、幽体が死ねば現身も死ぬ事すらあるそうですから…。」
なるほど、と磬鸞は菜を口へ運びながら頷いた。囲炉裏の炎が僅かに朱梛を顔を照らしその桃色の顔がより一層紅みを増して見えた。
「どうして、君はそんなに俺に良くしてくれるんだい?」
磬鸞は食べることを止め朱梛をじっと見つめた。
「どうして――、ですか? あまり深く考えた事なんてないですよ。私が貴方の為に出来る事をする。その事に理由は必要ですか?」
磬鸞は理解出来なかったが、一つの事を思いだした。かつて自分が嫣舜に対してそうであったように、誰かに何かをする、という事が喜びであったと。
 炎は変わらずにゆらゆらと薄く揺れていた。
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